あいあーと

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児童画と精神分析

浅利篤氏  Atushi Asari
日本児童画研究会会長 色盲矯正教育会会長

浅利篤

色彩は愛情をはかる尺度

橙も茶色、褐色というような、黄色系統にある黄土色、これらの色も幼児期から現在までの親と本人の愛情の度合いを示している。だから、赤、橙、黄、黄土、褐、茶という色は、愛情を計るバラメーターである。
黒と橙を選ぶひとは、父母ともに本人に対して無関心で、幼児期に愛情を感ずることの出来なかった人である。
黒と黄土を選ぶ人は、その愛情の度合いがさらに強く、黒と茶、黒と褐色は親の愛情に絶望し、物や金にその代償を求める人で、事業にその不満が向いていれば相当に成功するだろうが、安直な道を選べば泥沼に転落する。

「色の秘密」双葉社より抜粋

経歴

著書

美術創作の科学的理解を目的とし、作品の心理的生理的診断の方法を発見するとともに色盲の矯正に成功。

浅利診断法の発見

子供の絵に現る紫色によって、その子供の病気や怪我の身体上の位置や病名を知ることが出来ることを発見したのは1925年のことであった。
この発見は、その年の5月のことであり、私自身の子供2人の病中における絵によったものである。
その翌日から岩手県盛岡市立下路中学校の生徒たちが描く絵によって、私の子供(小学生10歳・11歳の男児)と全く同じ紫色の使用と病名や身体上の位置に相関性があることが確定的となった。

「紫色の太陽」より

浅利診断法の前提としての自由想画(無条件テスト)

  1. 色の自由
  2. 形の自由
  3. 用具・材料の自由
  4. 題材・様式の自由
  5. 妨害(干渉)の排除

自由想画は単に心理テストの方法としてでなく、美術教育の方法としても重要の意味を持ちます。
子供たちの自発的な発想による自由想画は、心身の健康な発達を助け個性と主体性を育てます。

浅利診断法の特徴

子供の絵の色や形、構図が、子供の心の象徴であり、反映であることを証明し、その心と象徴としての色と形、構図との間に法則的な関係を明らかにしました。

  1. その絵はどんな色が使われているか(色彩)
  2. その絵には、どんな形が描かれているか(形態)
  3. その絵の色と形は画面のどこに出ているか(構図)

以上のことを手がかりに子供の絵から子供のこころ・環境・健康状態などを読み取り、子供の訴えを受け止め理解し、指導上の手がかりを得ようとするものです。
研究が深まり、発展すると共に、色彩、形態、構造の3っのキーワードを駆使して、子供達の絵から心理、性格、家庭環境や健康状態等を理解することを可能にしました。

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